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元きょうだい児です。

神奈川県央きょうだいの会・代表のブログ

障害者施設事件で思った事-2

今回の相模原の障害者施設殺傷事件。
海外のニュースでも取り上げられていた。


今回の事件で、「障害者は不要」という考え方がまかり通らないか心配になった。
日頃から「障害者の人権」を声高に主張するような人達の多くは、「発達・精神・知的」の障害者に対する視線は意外と冷淡。
彼らにとって、障害者は「身体」だけだから。

また、いまだに数多くの異論があるけれど、出生前診断でダウン症等の可能性があると診断された妊婦の大半が、結果的に人工妊娠中絶を選択したのも十分納得できる。
お言葉を返すようですが、今回の事件は極めて特殊な犯行。


だけど、その一方で、障害者、特に重複障害者を抱える親やきょうだい児の厳し過ぎる現実や、介護施設に勤務する職員の待遇の悪さを再構築する必要性を示したのも事実。

現に、容疑者が衆議院議長宛てに出した手紙の文面には、上記のような内容が正確に書かれている。

それにしても、あの時なぜ、容疑者に対し丁重に対応しなかったのだろう?
異常性が見られる文面があるとはいえ、障害者の親や家族、介護施設の職員の本音が正確に書かれてあるのは事実なのだから。
それなのに、最初から全く相手にしなかったのは、言い換えれば「福祉や介護の現場で働く人の声」を明らかに軽視している。

まさしく「弱者叩き」そのもの。

最後に、その手紙の一部分を抜粋。

※全文はこちらから↓
【障がい者殺害事件】植松容疑者が衆院議長に渡そうとした手紙全文公開、「障害者が安楽死できる世界を」 : オレ的ゲーム速報@刃

”常軌を逸する発言であることは重々理解しております。
しかし、保護者の疲れきった表情、施設で働いている職員の生気の欠けた瞳、日本国と世界の為と思い居ても立っても居られずに本日行動に移した次第であります。
(中略)
障害者は人間としてではなく、動物として生活を過しております。
車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在し、保護者が絶縁状態にあることも珍しくありません。”


改めて、日本の福祉・介護に対する無理解や手薄さを露呈した、この上ない重大な事件だと強く実感。

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