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元きょうだい児です。

神奈川県央きょうだいの会・代表のブログ

グリーフによるその後の影響

こんにちは。

今回は、ずっと以前から書こうと思っていた事。

先日、フィギュアスケートグランプリファイナルに、とあるプロスケーターさんがゲスト出演しました。
そのスケーターさんの出演について、日本はYahoo!のコメント欄や2ちゃんねるで大騒ぎ。
また、最近では、彼女が出演したテレビ番組や公の場での言動についても物議を交わしています。

だけど、そのスケーターさんの生い立ちを振り返ると、バッシングするのはあまりにも酷過ぎるし、とても一概に責められません。

なぜなら…
10歳にして最愛のお父様を、突然の交通事故で亡くすという、かなり過酷なグリーフを体験しているからです。

それでも、グリーフを体験した子どもたちの多くが、その後も精神的に苦しむケースが非常に多い中、彼女はフィギュアスケートという、元々の自分でいられる「居場所」を素早く見つけて、たちまち全国のトップレベルに登り詰めます。
そして、冬季五輪に2度出場。世界選手権で2度優勝という快挙を成し遂げます。

ところが…
引退から1年前の五輪選考会(全日本選手権)前に突然、未婚のまま出産を発表。
そして、引退後は外国人スケーターとの新しい恋愛・交際が発覚。

前述についても、日本では何かと話題になっていますが、これもグリーフによる一種の「後遺症」のような気がしてなりません。

幼い頃、肉親や身近な家族を亡くした子どものグリーフはとても複雑です。

私自身、そのグリーフ体験が、その後の人生に大きな影響を及ぼしました。
妹が亡くなった30年程前はグリーフという言葉さえなく、その上「見た目一人っ子」の壁に跳ね返され、つい最近まで、決して支援の手を差し伸べてもらえませんでした。

さて、話は元に戻りますが…

現役の頃から、彼女がコーチとの恋愛の噂が絶えなかったのも、実は幼少期に最愛の父親を亡くした事による、とても言葉にできない不安感の「裏返し」に過ぎないのかもしれません。
幼少期の頃、安心して甘えられる人を失うと、「この人なら…」と思う人から嫌われないかといつも不安になり、つい無意識的に束縛するようになります。

今はただ、小さなお嬢さんの人生を最優先にと言わずにいられません。

もちろん、日本が誇る素晴らしい名スケーターであるのは紛れもない事実です。
今後も世界中のアイスショーで、素晴らしい演技を披露して頂ければと願っています。

今回、書いているうちに思ったのは、幼少期のグリーフ体験に、実は超一流も三流以下もほとんど関係ないんだな…と。
例えどんなに世界トップレベルの実績を上げて、過去の悲しみを必死で乗り越えようとしても、専門のケアやサポートを受けない限り、グリーフによるダメージやリスクから免れるのは、極めて厳しい事を強く実感させられます。


megumi

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